その食用油大丈夫⁈健康被害を及ぼす原因⁈本当に体に良い油とは?

  • 2021年10月8日
  • 2021年10月9日
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ご覧頂きありがとうございます。
職人 りき です。
建設、建築現場でブロック積み等を仕事にしている職人です。

「いつまで油売ってんだ!さっさと仕事せんかーっ!」

って、いきなり少し乱暴な言葉で始まりましたが、今ではあまり聞かれなくなった表現なのですが僕が若い頃にはまだ仕事の手を止めてお喋りをしている若い子をこのように叱りつける所をよく見かけたものです。

ほんの一時仕事をサボる事を油を売ると言いますが、その語源はナント江戸時代までさかのぼります。

当時の油はその濃い粘性からお客さんが用意した枡に樽から垂れ落ちていっぱいになるまで結構な時間を要したそうです。
油売りは手持ち無沙汰からお客さんや回りの人達とお喋りをしている様が仕事を怠けているように見えた事から、仕事の手を止めている事を油を売ると言われるようになったのだとか。油売りの中にはお喋りが上手な人も多かったようで、お話しをするのも立派な営業のひとつだったに違い有りません。

お喋りに加えてこれにパフォーマンスをする油売りがいました。

あの戦国時代の時の覇者、織田信長公の義理のお父上に当たる美濃のマムシと呼ばれた斎藤道三が一介の油売りから戦国大名にまで駆け上がったお話しは有名で、司馬遼太郎先生の(国盗り物語)でもお馴染みです。
道三は一文銭の穴を通して油を枡に垂れ落としますが、もし失敗したら油をタダにすると言うパフォーマンスをして人気を博し、大儲けをした道三は下克上により後世に名を残す大名へとなっていきます。

諸説は有りますが、このお話から得るものは、とにかく成りたければ技を磨き、頭を使って怠けずにヤレと言う事ですね。

でも、なんか最近、仕事以外でもする事増えちゃて・・・

・・嗚呼・・・油売りてぇぇ(笑)・・

ハイ!三重県では9月30日にコロナの緊急事態宣言が解除になりましたが、依然かかる人がいて、四日市でも何人かの人がコロナウイルスの感染者が確認されています。
解除になっても気を緩める事なく生活や仕事に頑張りたいものです。
今日も現場でいい汗をかきます(笑)

今回は油をやってみたいと思います。

日本では3〜4世紀頃には植物油が使われていて、奈良時代(710〜794)にはゴマの搾油技術が発達していたそうです。
当時、油は行燈で明かりを取ったり、女性の髪油として使われたりしてとても貴重な物として扱われました。

現在では油はコンビナートのような工場生産で大量に消費をされたり、身近では車を走らせたりする燃料になります。
この文章では食べる、体の中に入れる油と脂に関して進めていきます。

・・・油の役割・・・
脳、血液、臓器、皮膚、骨、筋肉等
には細胞が存在します。
体内には約60兆個の細胞がありますがその細胞を守る壁になっているのが細胞膜です。この膜は脂肪とタンパク質でできていて、膜は細胞に酸素や栄養を送り、細胞内の老廃物を出し、細胞内に有害物質が入らないように防ぐ仕事もします。

主に(あぶら)が主にできている膜は膨大な仕事をこなす為に、しなやかさとみずみずしさを兼ね備えた(しっかりとした材質)である事が大切です。

人体の司令塔である脳は成人ですと約1300グラムの重さがあり、ナントその成分は約6割が(あぶら)であり、
(乾燥時) 残りの大部分はタンパク質だそうです。
口から入れる油やタンパク質がいかに良質な物でなければいけないかが分かりますね。

油は1グラムで9カロリーあり、体を動かす時のとても効率のいい貴重なエネルギー源でも有ります。

・・・・油と体・・・・
認知症、アルツハイマー病、うつ病、発達障害、記憶力減退、キレやすい性格、アトピー性皮膚炎、等。

これらの病気と油はとても重要な関係にあり食事から摂る油はとても大切であると専門家の先生方は言います。

脳には1000億個の神経細胞があるとされますが、そのほとんどが(あぶら)でできている脳が口から入る油の影響を受ける事は分かります。

油には飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)と不飽和脂肪酸がありますが、是非体に入れたいのは不飽和脂肪酸の方です。
しかし不飽和脂肪酸の中にも体に良い、あまり良くないが有ります。
不飽和脂肪酸にはオメガ3系、オメガ6系、オメガ9系とあり、体内で合成されず,食事から摂りたいのはオメガ3系,オメガ6系です。
簡単に言ってしまえば
・オメガ3系・・シソ油、荏胡麻油(えごま油)、亜麻仁油(あまに油)、
たくさん摂りたい油です。
・オメガ6系・・ゴマ油、菜種油、大豆油、コーン油、ひまわり油、
あまり摂りたくない油です。

そうです!ほとんどのご家庭で使われている油はオメガ6系のものだと思います。
いわゆるサラダ油と言われる油ですが、体にいいとされて来た植物油がどうして,あまり摂りたくない油なのか少しやってみましょう。
是非、体に入れたい油の紹介もしていきたいと思います。

・・・・サラダ油・・・
日本で販売されているサラダ油の原材料の80%が大豆と菜種ですが、そのほとんどはアメリカ、カナダからの輸入に頼っています。
ゴマ油、紅花油(サフラワー油)、ひまわり油、落花生油もサラダ油に含まれます。

マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、コーヒー等に入れるフレッシュ、ホイップクリームもサラダ油やパーム油(後述) を科学的に加工されたもので、サラダ油と同じです。
そう言えばコーヒーフレッシュは常温の所に放置されてますね。

油とは液体のものを(油)と言い、常温で固形化したものを(脂)と言います。

脂は飽和脂肪酸で動物の脂肪が多く、牛、豚、鷄、羊、乳製品のバター等の事を言い、植物油でもパーム油、綿実油、ヤシ油、ココナッツ油が含まれます。
飽和脂肪酸は炭水化物等から体内でも作られるので余分に摂った脂は体内に溜まっていきます。

サラダ油は常温で液体の不飽和脂肪酸ですが、その主成分はリノール酸です。
この成分は細胞膜をみずみずしく強硬に保つのに不可欠ですが致命的な欠点があり、それは非常に酸化しやすいと言う事だそうです。
サラダ油は工場で精製される段階で何度も加熱されたものをお店や家庭でさらに熱を加えて調理等で使われます。
つまりすでに酸化した傷んだ状態のリノール酸を口に運んでいるわけです。

リノール酸に熱を加えると神経毒と言われているヒドロキシノネナールと言う毒物が発生します。
体内に入ったヒドロキシノネナールは神経細胞に入り込み脳の機能障害を起こさせます。具体的には、うつ、認知症、物忘れ、引きこもり等の精神障害です。

さらに加熱されたリノール酸は体の中で代謝されると炎症を引き起こす物質(プラスタグランジン、ロイコトルエン)を作ってしまうそうです。
体内での炎症が多くなると、アレルギー、アトピー、ガンも起こりやすくなり、血管が炎症を起こすと血管が硬くなる動脈硬化、血流障害により心疾患、脳障害、認知症、アルツハイマー等を起こす危険が体と精神を襲います。

体に害のある工場汚染や自動車の排ガス規制も進み日本はとても美しい国になりました。
しかし、ガンや脳障害、認知症、アレルギー、気管支炎、膵炎に肝炎等は減るどころか、これらの病気にかかる人は増え続けていると言う結果が出ています。毎日摂る油と関係があるとすれば、合点のいく所です。

サラダ油が体に良くないとされる理由のひとつにトランス脂肪酸があると言われています。
サラダ油を加工して固形化したものをトランス脂肪酸と呼んでいます。
人体ではこの脂肪酸は作られませんが牛や羊の動物性脂肪には含まれていて、これらからつくられる、バター、チーズ、ミルクに含まれるトランス脂肪酸は少量な為、摂りすぎていない限りあまり問題にはされていないようです。

しかしながら植物油を使ってつくられる、ショートニング、マーガリン、マヨネーズ等はトランス脂肪酸の含有量がグンと高くなります。
ショートニング、マーガリンに至っては菓子パン、ビスケット等、ほとんど の食品に入っています。
ショートニングはあの口触りのいいサクサク感を出すのに不可欠だからです。
・善玉コルステロールを減らし、悪玉コルステロールを増やす。
・大量の活性酸素を作る。
・細胞膜をダメにする。
結果、動脈硬化による心臓疾患、脳障害、ガン,アレルギー、認知症、うつ、老化等の病気を誘発します。

トランス脂肪酸が細胞膜に入ると細胞の働きが円滑にできなくなり、脳や心臓に障害を起こし、糖尿病の重要要因になるとして、2008年アメリカでは全ての加工食品にトランス脂肪酸の使用を禁止したそうです。
米国のニューヨークではメタボ対策としてマーガリン,マヨネーズ等トランス脂肪酸を厳しく規制をかけたところ、たった10年間で男性は13歳、女性は8歳も平均寿命を伸ばしたそうです。と言う事はあらゆる病因も激減させた事を意味していると専門の先生方は声を大きくします。

諸外国の一部では日本のマーガリンは摂ってはいけないと規制がかけられているそうです。

ここまで読み進めて頂いた方の中には、じゃあ我が家で使っている油はどうなのかと気になった人もいるのではないでしょうか?
一例を挙げますと日本では年間100万トン近く消費されている菜種油(キャノーラ油)はどこのスーパーに行っても安価で手に入りお手軽です。
キャノーラ品種の菜種には植物毒は0.1%しか含まれず、体に優しいと言われているオレイン酸はオリーブオイル程では有りませんが60%含んでいます。しかしリノール酸も20%強入っていてやはり熱を加えると毒物であるヒドロキシノネナールを増やします。
増やす、と言うのはこの手の油は工場生産の段階で油を抽出する時の効率を上げるために使われるヘキサン(灯油の成分)を取り除く為に高温処理されます。それも3回も。
遺伝子組み換えの問題や精製処理される段階で発生するヒドロキシノネナールの事を考えると自信を持ってオススメはできないと専門家の先生は言います。

・・・パーム油(アブラヤシ)・・・
普段から油に興味のある方なら別ですが、あまり聞き慣れない油の名前ですが普通に生活をしていれば少なくとも一日一回は口にしているはずです。
日本で消費される食用油で一番多いのが菜種油(キャノーラ油)で次に多いのが大豆油とパーム油が同じで22.7%だそうです。
世界の生産量の86%を占めるのはインドネシアとマレーシアで日本に輸入されるほとんどはマレーシア産の物です。
キャノーラ油は主に台所で調理に使われますが、パーム油はほとんどの加工食品に入っています。
インスタントやカップラーメン、アイスクリーム、チョコレート、ビスケット、ポテトチップス等スナック菓子ほぼ全般。おせんべいの艶出しにも使われているのがあると言います。これで終わりません、マヨネーズ、カレールー、マーガリン、スパゲッティソース、ショートニング等。

パーム油は植物油ですが牛脂と同じく飽和脂肪酸で食べ過ぎれば間違いなく体に余分な脂肪となって蓄積されていきます。

スーパー、コンビニ、百貨店等の食品売り場ではパーム油が入っていない食品を探す方が困難なぐらいです。この油を扱う業者さんによっては成分表にパーム油と表示されていない物も多いのですが、植物油ないし植物油脂と書いてあれば、ほとんどの場合パーム油で間違いないそうです。

このサラダ油(パーム油)は肥満、メタボリック・シンドローム、動脈硬化の原因になる事が判明しています。
そしてパーム油にはBHA(ブチル・ヒドロキシ・アニソール)と言う発がん物質が酸化防止剤として添加されているそうです。

日本人一人当たりあくまで平均値ですが年間3.83kgのパーム油を摂っていると言われています。

じゃあ!いったい何を食べるんだ!なんて声が聞こえてきそうですが、今の日本の食文化ではサラダ油を避けて生活をしようとすればかなりのエネルギーが要ります。
摂らない事にこした事は有りませんが日常の中で意識を高く持つ事は重要だと言わざる得ません。

結構食べる物は有ります(笑)
鍋物や焼き肉、お寿司におでん(揚げ物を除きましょう) お蕎麦やうどん、食堂やレストランに入ってもランチに焼き魚やお刺身、卵焼きなんかで定食は体にもいいです。
居酒屋さんでは、焼き鳥、酢の物、なんていいですね。そして何と言っても日本には煮込み料理が有ります。ここは先人達に感謝です。
どうしても揚げ物をと言う人は熱に強いゴマ油か米ぬか油で揚げて頂きましょう。これはお店にお願いするのは難しい場合が多いと思いますのでご自分で作って食べて下さい(笑)

・・・・摂りたい油・・・・
油の怖いお話が続きましたが体に必要で摂らなければいけない油がチャンと存在します。
先のお話でオメガ3系、オメガ6系のお話を覚えておいででしょうか?
え?長いので忘れた!(笑)
大丈夫です!今からが大事な所です。
これらの油は体内では作れませんので良質な油を口から入れる事になります。必須脂肪酸と言います。
オメガ3系、オメガ6系は油でできている細胞、細胞膜にとって不可欠です。ここで大事なのはバランスです。
オメガ3系は細胞膜をしなやかで柔軟にします。オメガ6系は堅くしっかりと丈夫にします。
オメガ3系は多めにタップリと摂ります。オメガ6系は少な目に摂る事を意識します。比率で言えばオメガ3系が3にたいしオメガ6系は1です。

じゃあ、具体的にどんな油を摂ればいいのかをやりましょう。
オメガ3系は青魚に含まれるE P A(エイコサペンタエン酸)、D H A(ドコサヘキサエン酸)が脳にとって最も重要な脂肪酸です。
E P Aは脳に良いのはもちろんですが、抗うつ作用や記憶力を高めるだけでなく高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防をします。血液のサラサラ効果も期待大です。
1960年に発見されました。
D H Aは1980年後半に頭が良くなる成分としてお馴染みになりました。
🎶頭がよくっなる〜🎵のはこの成分だと言われています(笑)

希少であるリノレン酸である(えごま油)、(しそ油)、(あまに油)もオメガ3系の油ですが、こちらは熱に弱いので生野菜や冷奴、等にそのままかけて食べると癖がなくサッパリと頂けます。青魚が苦手だと言う人は脳梗塞、心筋梗塞、認知症の予防、悪玉コレステロールの低下、血管と血液の質まで高めてくれる、これらの油を一日大さじ2〜3杯を分けて摂る事をオススメします。面倒臭いって言う人はそのまま飲んじゃってもかまいません(笑)

では、オメガ6系はと言うと(ごま油)と(米ぬか油)にリノール酸が入っています。
ごま油にはリノール酸が約45%、オレイン酸約40%、飽和脂肪酸が約15%を含まれています。
それだけでなくセサミン、セサモリン等、リグナン化合物と言われる強い抗酸化物質を含まれます。
酸化安全性が極めて高く天ぷらを揚げる時に使うと美味しくできます。

米ぬか油はオレイン酸が約42%、リノール酸は約37%です。
国内で作られる油では最高級だそうです。
リノール酸の多さは抗酸化作用の強いオリザノールと言う成分がカバーします。
コルステロールの降下作用は植物油の中でダントツです。
米油は抗酸化物質を多く含む為、加熱によって有害物質を産生する危険は少なく、体に優しい、健康的な油である事は間違いないそうです。
天ぷらはごま油で、フライ物は米油でと言う感じで楽しんでみては!
ただ希少で・・・お値段が(笑)・・

え?あれを忘れてないかって?
いえいえ、今からやりましょう(笑)

・・・オリーブオイル・・・
オリーブオイルは地中海沿岸に集中して作られており、その生産量は世界の98%だそうです。
日本に輸入されているオリーブオイルの半分はイタリア産でスペイン産が40%です。
オリーブオイルの輸入量は年々増え続けているそうです。

オリーブオイルが体に良いとされるのは血中コルステロールを下げてくれるオレイン酸が70%〜80%も含んでおり、抗酸化作用が強くて香りと風味の素になる天然フェノールを豊富に含まれているからです。
気温が低くなるほどオレイン酸の量は多く、リノール酸の量は少なくなるのでオリーブオイルを体のために使うなら北イタリアの物がオススメだそうです。
エクストラバージン・オリーブオイルにはかすかにピリっと喉を刺激する天然の有機化合物(オレオカンタール)は炎症を抑える効果があるそうで、イタリアの人達は風邪をひいた時にグレードの高いエクストラバージン・オリーブオイルを飲んだり、皮膚に塗ったりするそうです。
オレオカンタールには神経細胞の伝達をよくしたり、抗酸化物質を豊富に含んでいて、南イタリアではアルツハイマー病の発症率が少ない理由のひとつだと言われています。

オリーブオイルにはエクストラバージン・オリーブオイルとピュア・オリーブオイルが有りますが、是非摂りたいのはエクストラバージン・オリーブオイルです。
ピュア・オリーブオイルはエクストラバージン・オリーブオイルの絞りカスからヘキサンを使って抽出した物でお値段は安いですが、これを使うのは体に悪いサラダ油を使うのと変わらないと専門家の先生は言います。

エクストラバージン・オリーブオイルを選ぶ時にはラベルに瓶詰めの日付けか、輸入された日が表示されている物で製造日が新しい物は酸度0.8以下、過酸化物20以下の表示がエクストラである根拠になるそうです。
グリセリンと結合していない遊離脂肪酸の含量を示す酸度が0.1〜0.2%の物なら香りや風味も最高で、酸度が表示されていないオリーブオイルは自信を持ってオススメできないそうです。

海外の一部の地域の女性の人達はグレードの高いエクストラバージン・オリーブオイルを一日に大さじ2〜3杯を飲む習慣があると言うお話を聞いた事があります。
お家に一本常備しておいて試してみてはいかがでしょうか?
尚、抗酸化作用の強いエクストラバージン・オリーブオイルも酸化が進むと良くないらしく毎月新しい物を買い替えて行くのが良いと言う事です。

今回も2冊の本を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
興味のある方は是非、一読下さいませ。

そのサラダ油が脳と体を壊してる
脳科学専門医・医学博士 山嶋盛 ダイナミックセラーズ社         

えごま油で健康になる!
 監修 井上浩義
 管理栄養士 渥美真由美
  (株)洋泉社

ハイ!良い油摂って、頑張ろうぜ
・・・50代・・・です・・・

ありがとうございました。
ごめん下さい。

qs 過去に整体師として活動していた時に2〜3キロ体重を減らすだけで腰痛や膝痛がかなり楽になる症例を幾度となく診てまいりました。
いつしか減量の指導も必然に仕事の一つとなっていったのです。
若い頃から取り組んで来たトレーニング、ボディービルで得た経験や体験が役に立ったのは言うまでも有りません。(今では見る影もないですが・笑・)
減量には運動は必要ですが(特に筋肉の運動) もうひとつ大事な軸にしていたのが食事からの油抜きでした。
若い頃、極度の油抜きをした時、大きく体調を崩した経験からと、当時海外に行っていたトレーニングの先輩から外国の女性はオリーブ油を直接スプーンで飲む習慣を聞かされると、早速自分で試して成果を出します。
この経験を活かして減量の指導に取り入れますが、なかなか上手くいきません。オリーブ油は高価なうえに日本人には油を飲むと言う習慣がなかったからです。
僕が一番にオススメするのがサバやイワシの青魚ですが、毎日摂るとなると競技者ではない人にとっては、なかなか大変です。
そこで、やはり若い頃体験済みだったナッツをオススメする事になります。時事事情でも決して安価な食べ物では有りませんでしたが、どのクライアント様もナッツに関しては受けが良かったのを思い出します。
おやつ感覚で摂れて、減量中と言えど息抜きに飲むアルコールのおつまみにもなります。ナッツからは脳や体に良いとされる不飽和脂肪酸がたっぷりと摂る事ができます。
過去の文章でナッツを書かせて頂いています。宜しければ一読下さいませ。(凄い!ナッツの効能!はたして体重はへらすことができるのか!)

今、減量中の方、そしてお年寄りとお年寄り予備軍(うつ、や認知症、アルツハイマー病は若年化しており、若いからと言って侮れません) がいるご家族では是非一度普段から摂っている油の見直しをしてみてはいかがでしょうか??
大事な人や、大切な家族にある日突然「あんた、誰?」って言う人を出さないために・・・・

ここまで文章を読んで頂いた方に最大級の感謝の気持ちを!ありがとうございます。

でも、まだ終われません(笑)
職人りき、の(チョコっとだけストーリー)を宜しければお願い致します。

仕事が早く終わって昼下がりの家路でいつものガソリンスタンドに立ち寄ります。
少し大き目のスタンドはいつも人も多く賑やかです。
オヤ?来るといつも駆け寄って来てくれる歳は僕より3つ下のSちゃんの姿が見あたりません。でもよく見ると事務所とお手洗いのあるステーションの横影で人とお喋りをしています。オヤオヤお話のお相手はこれまた僕とは20年以上以前からのお友達のF女史、歳は僕より2つ上のお姉さんです。このふたりが話し込むと会話の中に隙間がありません。
Sちゃんのよく通る声はまるで鈴を転がした時に出る音のようで、F女史は歳相応の色気のあるハスキーボイス。ふたりが話し込むとまるでハーモニーを聞いている気分にさせられ2人で笑うととても華があります。

ステーションにお手洗いを借りに歩を進めて2人の前でとまります。「相変わらず楽しそうやね」
声をかけると、Sちゃん余程楽しいのか満悦の笑顔で「りきさん、いらっしゃい!Fさんと喋ってるとホント!
楽しいの!」もう涙目です(笑)
F女史とは、お久しぶり、と目と目で語り合います。

お手洗いを出るとステーションの中で店長さんと少しの談笑をするのもいつもの事。この店長さんはSちゃんよりも8つ年下でまだ若いのですが仕事のできる細面の男前さんです。
楽しいお話が終わりおもてに出るとSちゃんとF女史はまだお喋りの中。
ふたりの笑顔を見ると細くなってしまう目でSちゃんの顔をみて声をかけます。「Sちゃん、あまりサボっていると店長さんに小言を言われるぞ」
Sちゃんはニッコリとした顔で
「りきさん!大丈夫よ!どっちにしたって私!ちゃあんと(油を売ってます)から!
!!笑!!確か・・・に(笑)

・・鈴の鳴る音が・・チリンと・・
・・・・・ひとつ・・・・・

     かしこ