笑顔が素敵、外国人ヒストリー! えっ!あの成分が白菜の中にあった!

ご覧頂きありがとうございます。

職人、りき、です。

建築、建設現場でブロック積み等を

仕事にしている、職人です。

僕の住んでいる三重県四日市では身近な所でたくさんの外国人の姿が見られるようになって久しくなりました。

スーパーやコンビニ、駅、普通に道を歩いている外国の人達がすっかりと地域に密着している感があります。工事現場でも外国から来たたくさんの人達が懸命に汗を流します。その勤勉さとたける学習能力、前向きな姿勢には接する度に気持ちが良くなります。

ついこの間までできていなかった仕事が1か月程ぶりに会った時には、できるようになっていたり、「 コンニチワ」しか言えなかったのに片言でも話せるようになっていたり、この国で生きるんだと言う気概が伝わってきます。

はたして日本人どっぷりの僕はこの子達のように外国に行って同じように対応できるかと言えばたぶん無理だと思うと海外から来ている人達を見かけるたびに感慨深い気持ちになります。

ずっとずっとずっと ( 笑 )若い時、ゼネコンと呼ばれる大手の会社の外国出張が多かった現場の監督から「 りき!お前アメリカ行ってブロック積まんか?段取りは全部俺がしてやるから一度世界を見てこんか?」と言って頂いた時少なからず心が揺れ動いたのを思い出します。

ご縁あって関西、関東の職人さん達と一緒に仕事もさせていただき、自分の( やり方 ) に確信を持ち始めた頃でもありました。

でも、ダメですね、外国 ( そと ) に出る勇気が無かった ( 笑 )もしあの時行っていたら・・・いや、考えないようにしましょう ( 笑 )

こう言う経験も有るので、今外国から来られている人達とは人にもよりますが尊敬の念を持って接していきたいと思っています。

結構、チョコチョコと海外の人達とは接していてなかなかユニークな人も多くて勉強になります ( 笑 )数ある出会いからほんの少しですが書いてみたいと思います。皆さん本当に笑顔が素敵でした。

・3年程以前にお世話になった現場は、田んぼで言えば一旦程の巨大な鉄骨の建物でブロックの積み数も多く、1人で頑張る僕に現場監督が「 りきさん、よその現場で人が空いてきたんで明日から1人付けますんで何でも言ってやって下さい 」と言って下さりお世話になる事にして、日が変わって朝、来てくれた人と挨拶を交わすと横にいた監督に「 相撲部屋に連れてった方がいいんじゃねか?」と言って笑いをとりました。

体重は110キロあると言う31歳のブラジル人の男の子、先月まで関西を中心に全国を単発で仕事をして来て、日本語は独学とか。この体で動けるのかと思いきや、なんのなんの俊敏に動けるではないか、丸い顔で笑顔を見せると何とも愛嬌もいいが、ただ、よく喋る。僕もいけなかった、一言何か言ったら100言返すタイプの人だと気付くのが遅かった事による悲劇ですが1日のほとんどをお喋りを友にします。

それでもチャンと仕事はしているので叱る訳にもいかない。

こう言うタイプの人は日本人にもいて、たくさん見てきました。うるさいとか言って黙らすと体の動きが極端に鈍くなるのも知っていますから、大抵は好きにさせておきます。

「大将!そりゃぁ、たいへんでっせ!ワシ3日前まで神戸にいっとんのやったけどな、遠い道でたいへんでっせ、腰が痛い言って降ろしたい言ってのんに降ろしてくんでへんて、しかたなかって、じょっぱとったけど、我慢できんくなってトイレ行きたい言ってやっと降ろしたいって!たいへんでっせ!ほんまつっらいわ〜ワシ!」

つらいのはワシじゃ〜!( 笑 )

・その日の現場は四日市工業地域にあるコンビナートの中でブロックの積み替えのメンテナンス工事です。工期は2日間ですが余裕で終われそうなので気分も楽です。

コンビナートに有る休憩所はそこでしか休憩したりタバコも吸えなかったりしますので、10時、15時、お昼時には大変混雑します。人の混み合う中での食事は避けたいので少し早目に昼食を食べる事にして、50人程入れる広い休憩所に1人でパイプ椅子に座ってお弁当を食べ始めます。

すると1人の男の子が入って来て僕の目の前に場所取りの為に置いてあるリュックサックの持ち主らしく僕の前に立つと少し深い会釈をするとニコリと笑いました。

180センチ程の身長で贅肉の無い体がスマートで、顔の半分を豊かな髭が覆って、外国人特有の骨格がその体を逞しく見せます。

リュックから寒くもないのに保温用のランチジャーを出すと机の上に置いて、ご飯とスープを入れる器の蓋を開けると何ともエキゾチックな香りが広がり、食べている途中なのに食欲をそそります。カレー?いや、何かスパイスで調理したに違いない等と思いながら人のお弁当を覗き見る趣味は有りませんが、食文化の違うこの外国人が食べようとしているお弁当に僕はもう興味津々です。

スープ入れに入った、たぶん卵と挽肉をスパイスで炒ったおかずの半分をご飯の上にのせるとリュックの中から出したタバスコを上からバシャバシャとかけ出し、直ぐになくなったので、新しいタバスコを出すとこれもまたバシャバシャかけます。

せっかくスパイスでいい香りなのにそんなにかけたら酸味のほうがキツくなりゃせんのか?いったいどんな味がするんや?

僕の興味津々濃度はそのバロメーターをブッチしてマックスの領域を突き抜けます。

外国人はひとくち食べるごとに顔を立てに頷きながら美味しそうに食べます。最初にご飯の上にのせたおかずが無くなったので、もう半分をまたご飯の上にのせるとタバスコをバシャバシャとかけます。このままじゃ全部無くなってしまうと思った僕は外国人に声をかけます

「 フロム・ユー? 」

「 はい!!わたしはスリランカからやってきました! 」

                ガタン!!

パイプ椅子からズッコケそうになる音です。

「 そ、そうか遠い所からお疲れさんやな、ところでキミの食べとるご飯美味しそうやな 」

「 はい!とても美味しいです。わたしは毎日ランチにこれを食べています」ニコリとする笑顔がかわいい。

「 もしよかったら一口もらえんかな?その代わりと言っては何やがこの唐揚げを2つ食べてくれんか? 」

どうぞどうぞと言いながら僕の目の前に器を置いてくれ、使っている先がフォークになっているスプーンを渡してくれました。まぁカレーなら辛いのを食べとるしと思いながらスプーンで一杯すくって口にいれます。

  ボッォォー〜!!!

今度は何の音だって?

口から火を吐く音です ( 涙 )

タバスコバシャバシャ・・ダメ(笑 )

・その日は車で片道2時間程かかる現場で朝も早い時間から出発します。

途中で車の中に置いてあるティッシュが無くなっているのに気がついてコンビニで調達しようとお店に入るといきなり怒鳴り声が耳に入ってきました。構わず一番安いティッシュを手に取るとレジに並びます。早い時間帯にもかかわらず人が多く、レジは2レーンありますがどちらも10人程並んでいて一番後ろにいたのが偶然知っている塗装職人をしている若い子だったので僕もその子の後ろに並びます。

まだ男は何やら文句を言っていて、前に並んでいる2人の男の子が嫌気をさしたのか商品をショーケースに戻すと外へ出て行ってしまいました。

若い子に「朝からものものしいな、何があったんや?」と聞くと

「 レジの外人の女の子が商品を足元に落としたのが気にいらん、から始まって、たどだどしい日本語まで攻めるように文句つけとるみたいっす、あのオヤジこそ日本の恥っさらしっすよ。あんまりクドイようなら表連れてって殴ったろかと思とったとこです 」

「 朝からアホな事言うやない、ああ言うのはどこにでも居るもんや、そんな元気は仕事で使え 」そう言っているうちに、吠えるだけ吠えたら気がすんだのか男は外に出て行きました。

僕にもイヤと言う程、経験がありますが予期せぬ事が自分事で起こった時、人と言うのは精神的に揺さぶられるものです。笑うともっと可愛いこの外国人の女の子の目は、やはり元気が薄れていました。

前にいた若い子のレジも終わり、僕に「イラッシャイマセ 」とかわいい声で言いますが笑顔が出ません。

「 大変な思いをしたね。でも、ああ言う日本人ばかりやないから誤解せんようにね、どうか日本を嫌いにならないで下さい 」そう言うと

「 アリガトウゴザイマス、ワタシノマワリノヒホンジン、ヤサシイヒトバカリデス、ワタシハニホンガダイスキデス 」

そう言うとニッコリと笑顔を見せてくれました。これにはこちらの方が元気を貰った様な気分になり、「 ありがとう! 」と言って自動ドアの出入り口に歩く僕を、女の子はその可愛らしい声で呼び止めます。

 オキャクサマ、ショウヒンヲ、ワスレテマス 

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ハイ!10月も半ばを過ぎて四日市は朝、晩は少しヒンヤリとして、衣替えを済ませて、ストーブの準備をしているご家庭も多いのではないでしょうか?

我が家ではもうお鍋をして、お酒のお供にご飯のおかずにと大重宝です。いえ、お鍋と言っても基本的には白菜とお豆腐、その時許される具材を入れてポン酢で頂くと言う超シンプルな物です。

11月に入ると急激に甘さを増す肉厚の白菜をポン酢に浸しておいて半分ぐらい染み込んだのをご飯と食べるのが大好物なんですが、白菜とポン酢とご飯よく合っておすすめです。

そうです、今回は白菜をやってみたいと思います。

・・・・白菜・・・・

原産地は中国北部とされ11世紀頃には栽培されていたとか。カブとタイサイが自然交雑して白菜が生まれたと推察されているそうです。

日本に来たのは1875年明治初期で全国に広がり始めたのは昭和初期だとされています。

種別はアブラナ科でキャベツやクレソンと同種です。

11月〜2月にかけて出荷量は茨城県が一番多く長野県、鹿児島県と続きます。夏から秋にかけては長野県、北海道、群馬県等で涼地栽培された物が出荷されているそうです。

国内では大根、キャベツに次いで生産量が多い野菜とされています。

選び方は身がしっかり詰まっていて、ズッシリと重みがあり葉が青々として、白い部分にツヤがある物が良いそうです。カットされている場合切断面が平らで白い部分が綺麗な物を選びます。カットされた後も成長するので断面が膨らんでいる物は新しい物ではないと言われています。

・・・栄養素・・・

カリウム・・・ナトリウムの排泄に必要で血圧や体内の水分調整に有効です。

カルシウム・・・骨や歯の形成に必要な栄養素で心臓、筋肉、神経の活動を正常にする役割も期待できると言われています。

マグネシウム・・・心臓や血管の機能を正常にするのに必要とされています。神経を安定させる事にも有効です。

葉酸・・・ビタミンB群に含まれ、血液を作る際に必要になります。妊婦さんは多目に摂りたい栄養素と言われています。

ビタミンC・・・抗酸化成分が活性酸素を抑えます。コラーゲンを吸収させる時に必要でメラニン色素の生成を抑える役割をします。

熱に弱いので摂りたい時には生食でサラダにするか漬物にしていただきます。

他にはビタミンK、モリブデン、食物繊維も含みます。

今回ここの部分に特に注目です。

イソチオシアネートを含むアブラナ科の野菜を摂る事で癌予防効果が期待できるそうです。癌細胞を死滅する作用だけでなく活性酸素を除去し動脈硬化の予防もしてくれるそうです。

ほとんどの鍋料理でなくてはならない白菜はスーパー等で手軽に手に入り、冬の旬の時には安価に買えるのも嬉しいですよね。我が家でよくする水炊き鍋は特別な具材にこだわらなければ、本当に手軽に安価でできて体も温まって美味しくってオススメです。

ハイ!そうです、白菜いっぱい入れたお鍋食べて

・・・頑張ろうぜ!50代・・・

・・・・・・です・・・・・

ありがとうございました。

ごめんください。

ps  四日市市内で、ある店舗の改装工事で2人の若い外国人の男の子が僕が仕事をしている前を工事資材を運びながら何度も行き来する度にニコリとして通っていきます。

やがて、する事が無くなった2人は僕の所に来て「 ナニカシゴトヲサセテクダサイ」と言ってきました。

1人はベトナムの子でもう1人はカンボジアの子でした。

こう言う時勝手な判断は許されませんから「 監督さんに言って何か仕事を作ってもらいなさい」と言ってなだめました。

この2人の目です。1つでも学んで自国に帰るんだと言う気概が伝わって来ました。

まだ、小僧と呼ばれていた時期、ある親方から「 やがてお金の欲に誘われる時が来る、その時が来たら思い出せ、まずは仕事に欲を出せ 」と。

はるばる海外からやって来た2人の若い子達に忘れかけていた再びを教わりました。

ある親方からの教えを従順に守っているから、未だにお金儲けがヘタなんですね( 笑 ) 都合のいい言い訳と、こじ付け ( 笑 )