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職人 りき です。
建築、建設現場で、ブロック積み等を仕事にしている・職人・です。
「夢は、持っていますか?」と、たずねられて「持っています!」と答える人はどれぐらいいるのだろうか。
なりたい自分を持っていて公然と口に出してモチベーションを上げる人がいれば、内側でメラメラと寡黙にその情熱を燃やす人もいます。自分を見れば断然、後者の分類に入るのですが、50代後半の人生経験から思うのは前者のほうが有利でたとえ少しでも近道ができそうです。(言っちゃったからやんなきゃ)って言う気持ちになるだろうし、回りに居てくれる人に上手に伝えておけば( 心ある人) の何人かが協力してもらえる事も期待がもてます。集英社の素敵なキャッチコピーです
・・・夢は口に出すと強い・・・
肉体労働をしながらプロレスラーになろうなどと野望では無く無謀な事を思う人が少なからずいたとしたら僕はその中のひとりでした。
過酷な労働の後でヒンズースクワットを1000回、プッシュアップが分割をして500回 (100回を休憩をはさんで5セットて言う感じです) それから始まる2時間近くの練習。
若いからできた。だけですますには余りにも過激な事をしすぎたか。
50代半ばを過ぎた今なお、無理をかけた後に起こる膝痛や肩の痛みはおおよそ、この時の無茶振りが関係していると思われます。
若い子に「無理はしても無茶するな」が口癖になってしまった (笑)
仕事の事情でしばらく愛知県東海市に住むことになり、環境が変わってのを期に内側でくすぶっていた無謀な夢に向かって行動を起こしました。多かたの練習の場になったのはトレーニング施設もあった知多市の体育館。
・・・・・18の春・・・・・・
東海市での生活はいろいろな人たちに支えられ野良犬のように生きている僕に多くの事を教えてくれました。やはりプロの格闘家になりたいとは誰にも告げず一年ぐらいがたってこの地を離れて地元の四日市に帰るのですが、知多市の体育館で仲良くなった人達はとても温かく、別れを告げると特にいつも近くにいてくれた2人の仲間は涙ぐみながら手を握りあいました。この2人だけは僕が何を目指しているかを知っていて自分を後回しにしてでも補助のいるトレーニングの時には手伝ってくれました。
何かの折にこの文章が目に止まってくれたらと胸をふくらませます。
その節は大変お世話になりました。
本当に、ありがとうございました。
四日市に戻ってからも、相変わらず
肉体労働とトレーニングにあけくれる毎日。
もう少しで某プロレス団体がやって来る。三度目のチャレンジ。
夢で終わる予感を充分に感じながらも (もっとやれ、もっとやれ)と目に見えない手で背中を押されてここまでやってきたがもう限界を感じてもいた。二度目の時に某有名なレスラーの方と練習をご一緒させて頂いた時にその方は「お前、いいよ、良いんだけど自分の力だけじゃ(どうにもならん)事もある。建築現場でやってんだろ、そっちで一流を目指す方が堅い。プロレスラーを目指すガッツがあるんなら何でもできるさ。若い時の時間を無駄にするな」
そう言ってくれながら40キロのダンベルをまるで紙切れのように持ち上げました。初代タイガーマスク佐山聡さんの活躍で体の小さな多くの格闘家が夢をみました。ライバルの多さも絶望を感じさせるには充分な理由になったんですね。
当時の僕の体は身長170センチ、体重95キロ。これも(どうにもならん)事のひとつだったのは事実でした。
内側に秘める情熱をメラメラと燃やし切った後は以外にサバサバとしていました。やるだけやった、出来る事はやった。と言う自己満足感に自分を浸らせます。
・・・・まだ、終わらない・・・・
三度目のチャレンジが終わり、夢を追うと言う生活に一区切りつけてからも、かなりキツイ肉体労働と少し気を抜いたトレーニングの日々に変わりは有りません。
激しいトレーニングが必要で無くなってから10日程たったある日の朝、目が覚めてすぐに体に違和感を感じました。筋肉痛や打撲の痛さとは違う。なにやら関節のあらゆる所がギクシャクとして気持が悪いし痛みます。
体を動かすとギ〜っという音がしそうで今まで経験した事のない体調の悪さに不安な気持ちが襲います。
体力しか取り柄のない物はこのような時・・・弱い。
仕事、トレーニングでも今までに相当の痛みには耐えてきました。
気力をふり絞りなんとか仕事に行きますが親方から「オイ!大丈夫なんか?医者に行くか?」なんて言われる始末。当時この腕のいい親方と二人だけで仕事をしていたので休む訳にはいきません。
その日仕上げる現場をなんとか、のりきりました。
身に覚えがない事ではない。「そりゃぁ、こうもなるよな」自分で自分を細く笑む。若さゆえブレーキをかけると言う事を知りません。
50代半ばを過ぎた今では、もちろん (休ませる) 大切さも学んできます。ただ、若い時にはもう一歩も歩けないと思う所まで (追い込んで)おく必要も学びます。体力的にも精神的にもですね。
ままならない体を引きずるようにして3日目の現場は四日市の街中から少しはなれた懐かしい場所。少し歩けば子どもの頃父親に何度か連れて行ってもらった飲み屋さんがある。
・・・ああ、アレが食べたい・・・
仕事が終わりまだやっているかなと思いながら行ってみると
・・・・・やっていた・・・・
お店に入ってみると子どもの時にみたそのままの店構えに最近無かった安心感に包まれます。
父親によく食べさせてもらったアレを久しぶりのビールを飲みながら二本をムシャムシャと食べて持ち帰りの二本を持ってお店を後にしました。
家に帰るとその二本も買い置きしてあった日本酒を飲みながらガツガツと流し込むように体に入れて、そのあとサバの缶詰めを二つ開けて冷えたままのご飯をどんぶりに山盛りに一杯食べてからお風呂に入り、その日は泥のように眠りました。
それからさらに二日目の朝。
当時、友からもらった2段ベッドのしたの部分で目を覚ますと
・・・・あれ、なんか違う・・・・
体が楽に感じる。強張ってきしむ痛さが軽くなって関節が楽に動きます。今までがヒドかったのでその前よりも調子良くさえ思えます。
トレーニングを少し休んだのが良かったんだなと思ったが、それにしてもこんなにも劇的に良くなるものかと疑いの目を向けて当時食べた物まで記録していたトレーニング日誌を見てみると腹筋運動を軽めにするだけで食べる物もタンパク質重視なのでこれと言ってかわりばえが有りません。
・・・・・・が・・・・・・・
10年以上口にしていなかったアレがノートの隅っこに書いてありました。・・・ヘタクソなひらがなの文字で・・・
・・・・・・・とんそく・・・・・・
・・・・これかあぁぁぁ・・・・
タンパク質をまるで魔法の薬のように食べていましたが、コラーゲンと言う言葉さえ知らなかった時のお話しです。
まるで凄い発見をした気分になった僕は (確信) と言う裏付けが欲しくなり17歳の冬に癌で亡くなった母親を親身になって看てくれて、僕の事も何かにつけ気にかけて頂いた医師のもとを訪ねます。
一通りの事を何かに取り憑かれたように話す僕の顔を医師は右手の拳で頬杖をつきながら見て
・・・・ウンウンフムフム・・・・
「くわしい事は調べんと分からんが豚足の脂がなんらかで影響したんだろうな。好物を食べて調子が良くなったんなら結構なことやないか」
そう言うとニヤリ、次の瞬間机の上を バン!とたたくと
「バカモン!調子良うなってから病院に来るヤツがおるかあぁぁ具合の悪い時になんでこんかったあぁ!無駄に辛い思いをしおってぇぇ!」
・・・し・か・ら・れ・た・・・
想って頂いているのが心にしみて・
・・・帰り際、底のないその優しい目で僕を見ながら「これ以上体まで辛い思いをするな、痛い時にはいつでも診せに来い。元気な顔もな、たまには見せろ」そう言うと僕をだくように腕をまわすと、その右の手で肩を・・・ポンと・・ひとつ・・・
(コラーゲン)
この言葉を聞くと化粧水がドロついたような液体を想像してしまいますが確かにほとんどの栄養素は体液や血液に関与をしていますからヌメリのある物質に違いありません。
皮膚をスリむくと血と一緒にヌルっとした液体がでますよね、あれも体液です。
コラーゲンは人体を構成する三大栄養素 (タンパク質、糖質、脂質)の中でタンパク質の一種でその中でもコラーゲンは約30%を占めます。その内の40%が皮膚にまわされ、骨や軟骨には約20%が使われています。皮膚の70%はコラーゲンでできているとされ、68個あるすべての関節を守り、髪や爪にいたるまでコラーゲンに支えられています。
お年を召した人に多い骨粗しょう症はカルシウム不足だけでなく体内のコラーゲンの減少が原因のひとつとされています。
コラーゲンが骨の内側の柔軟性を保つ事で骨折しにくい状態をつくっている訳ですね。
体内にあるコラーゲンを充実させるには1日3gから10g必要とされていて5gのコラーゲンを摂取するには牛すじでは100g、手羽先からは300gとらなければいけませんが、これはあくまで一応の目安です。
豚肉や鮭をはじめとする肉や魚等をバランスよく食べることで大方摂取できるとされています。
鮭などはぜひ皮の部分も食べるとコラーゲンアップです。少しこんがり焼いて食べると美味しいですね。
身近では鶏がらスープも多く含みますのでお料理に使ってみてはいかがでしょうか。
お金の事は言わないという羨ましい人はウナギやフカヒレなど高級食材も多く含まれます。
ラーメン好きの人は非常に多いですよね、ダイエット中の人もチートデーには是非チョイスしたい一品です。
ラーメンの中でもコラーゲンがダントツに多く含まれるのがトンコツ系のラーメンです。どうせ食べるのなら体に良い栄養素を入れてみては。
言うに及ばず、これらの食べ物は毎日摂ると大変な事になってしまいます。体に良いどころか (治らない病気
) になりかねません、頑張っている自分へのたまのご褒美デーに留めるようにして下さい。
そんなに食べれないと言う方は足りない分をサプリメントでおぎなうと言う手もあります。
コラーゲンはとりすぎや食べ合わせにも注意が必要です。
過度に脂肪の多い食事や高糖質の物をとりすぎると体の中にある抗酸化物質を大量に使われるため老化を進める原因になったり、コラーゲンが固くなり弾力性を損ねる原因をつくります。これを (糖化する)と言います。僕も鶏皮等を頂く時はサッとお湯ににくぐらせて余分な脂を落としてから調理をしています。
適度な量を食べることを意識したいですね。 それと大事なのが
コラーゲンはビタミンCと一緒にとると吸収がいいとされています。
非常に大事な栄養素のひとつです。ダイエットをしている方もですね、コラーゲンは必須です。決してメニューからはずす事のないようにして下さい。
コラーゲンはどうしても脂質と一緒にとってしまう場合が多いのでダイエット中の人は夕食よりも代謝のいい昼中にとるなどひと工夫が必要です。ダイエットは (食べない努力よりとる勇気)です。必要な栄養素はしっかりと摂取してください。
短期ならサプリメントに頼るのも、ひとつの方法ですね。
人は生きていれば加齢による影響とは、どうしても直面しますが、少しがんばる事で (さけられない時間の進行)とは共存していけると信じます。
今でもかなりキツメの力仕事と不定期にするトレーニング等、日常で体を使うことが多いのでタンパク質やコラーゲンはかなり意識して体に入れます。もちろん月に二度程頂く、とんそくの日は楽しみのひとつですね。
そう言うことで・・・そうです・・
・・やっぱり・・コラーゲンとって
・・・頑張ろうぜ50代・・です・・
ありがとうございました。
ごめんください。
ps もし「夢は、持っていますか?」と聞かれたら、50代半ばを過ぎたオッチャンが、まだ (夢の途中)さ。と答えたら世間の皆様に大笑いされてしまうだろうか?
そもそも、もう誰も聞いてくんないから・・・サビシー ! (笑)