砂糖の取り方で体調が変わる⁈体に良い取り方とは⁈

ご覧頂きありがとうございます。
職人 りき、です。
建設、建築現場でブロック積み等を仕事にしている職人です。

昔、むかしのある日、魚を獲りに出かけた若い漁師の網に一節(ひとふし)のサトウキビがかかりました。
漁師はそれを持ち帰り家の前に植えると、そのサトウキビはスクスクと大きく育ち、茎の中から美しい娘が出てきました。
漁師はその娘と結婚して、やがてたくさんの子どもが生まれて、その家族達が人類の祖先となりました。
・・・めでたし,めでたし(笑)・・・

砂糖の原料として欠かせないサトウキビの原産地と言われる現在のニューギニアでサトウキビと人類に関わる伝説となっているお話です。

ハイ!もう9月ですね。時間が流れるのはホント早いです。
三重県ではコロナ感染者の増加を受けて緊急事態宣言中です。
秋雨前線の影響で四日市の空もドンヨリとした日が多く、気分までスッキリしません。
なんかスカーっと!しないかなぁ(笑)

いきなりニューギニアの伝説から始まりましたが、このお話日本の昔話に似ていますよね。
そうです!あの (かぐや姫) にとてもよく似ていて、どこの国にもこう言うメルヘンなお話があるんだなぁって(笑)

今回のお題は(砂糖)でやってみたいと思います。

・・・砂糖の歴史と伝説・・・
ニューギニアでサトウキビ発祥は紀元前8000年から1500年と言われているそうで伝説はあながち嘘ではなさそう?(笑)

日本に砂糖が伝わったのは奈良時代
(約1200年前) とされますが、この時にはまだ薬として扱われとても貴重品な物とされました。
食品として用いられるようになったのは鎌倉時代末期から室町時代(1334〜1571) で、大陸との貿易も盛んになり砂糖と同じくして加工品であるコンペイ糖やカステラも輸入されて将軍や大名達の間で珍重されたそうです。戦国の時の覇者あの織田信長公がコンペイ糖が大好物だったとは何か以外な気がしませんか?
・・・これも、伝説?(笑)・・・

17世紀には奄美大島で黒砂糖の製造に成功しています。

1879年北海道に日本で最初の、てん菜糖工場が建設されました。

・・・砂糖の生産と消費・・・
世界最大の輸出国はブラジルで1番の消費国はインドだそうで、やはり人口ですね。
日本の生産量はサトウキビからが約11万トン、てん菜からは約56万トンだそうです。
消費量は約205トンで自給率は約33%で、約67%を輸入に頼っているそうです。

・・・砂糖の種類・・・
砂糖は製造法によって分蜜糖(ぶんみつとう)や含蜜糖(がんみつとう)に大別されています。
分蜜糖は一般的に使われている上白糖、三温糖、ザラメ、グラニュー糖、白ザラ糖、角砂糖、粉砂糖、液糖、コーヒーシュガー等です。
含蜜糖は黒砂糖、氷砂糖、和三盆(わさんぼん)ですが和三盆は結晶が非常に小さく和菓子の原料にされますが、位置的には分蜜糖と含蜜糖の中間的な製品と言われています。

ちなみに三温糖の名前の由来は砂糖の汁を3度煮詰めて作られる事からつけられたそうです。
製造過程で加熱によってカラメル化
(糖の液を加熱した時に褐色に変化する事を言います) する事で茶色合いになっていますが栄養素的には白砂糖とほとんど変わらないそうです。
我が家でも煮物やいろんな料理に使っていますが甘さとコクが出て美味しいですね。

砂糖の原料にはサトウキビの他にヤシ、カエデ、てん菜等が有りますが、この文章ではサトウキビとてん菜、カエデから作られる砂糖を取り上げていきます。

・・・砂糖を摂ると太る?・・・
砂糖は水分や塩と同じく人が生きていくのにとても必要です。
脳や体のエネルギー源となるのも糖ですし体内に必要な栄養素を運ぶ役目もする等、砂糖がしてくれる仕事はたくさん有ります。
甘いものを食べると太ると言う認識が砂糖イコール太るになってしまっていますが、砂糖のカロリーはお米やタンパク質と同様1グラム4カロリーです。砂糖はどうしてもパンやお餅、ケーキ、お菓子等の炭水化物と一緒に摂る場合が多く、甘味も食欲を誘いますのでツイ食べ過ぎてしまうのがキーな所です。要は食べ方次第で太る事は避けられます。砂糖に罪は無はありません(笑)

・・・体に良い砂糖とは?・・・
実はこの文章で1番アピールしたい所はここです。
白砂糖の摂りすぎによる影響は次の3点にあると研究者の先生は指摘します。
・高血糖 (糖尿病)
・肥満
・メンタルへの影響

特にメンタルへの影響が問題で、砂糖の過剰摂取が血糖値を不安定にしてしまい、(うつ)やイライラ等心の病気を誘う因子になる事が指摘されていて、すぐにキレやすい等の感情のアンバランスは(白砂糖)の摂りすぎが大きく関わっていると言われます。

白砂糖は植物からできている訳ですが白砂糖は精製される段階で本来持っている天然のミネラルや食物繊維が全て失われるため、白砂糖は甘いだけのカロリーの固まりとなってしまいます。
問題なのは摂取した際の腸から血液に吸収されるスピードです。
構造が単純な砂糖はこの吸収スピードが非常に早く、血糖値を一気に上げてしまいます。
上がった血糖値は上がった分だけ急降下を起こし、それを再び上げようとして又甘い物を口に入れます。

疲れた時に甘い物が食べたくなりますよね、これに近い状態が起こっている訳ですね。

肥満を誘う事にもなり、やがて糖尿病等の病気になりかねません。

でっ!やっと本題です(笑)

結論から言えば、ならどう言う砂糖なら安心して摂れるのか?
体にゆっくりと吸収される砂糖は食物繊維とミネラルがたっぷりと残った状態の砂糖と言う事になります。

・・・オススメの砂糖・・・
日本で一般的に使われているのは白砂糖の上白糖と言われる物ですが、
世界的にはグラニュー糖が多く使われているそうです。
いずれも精製された吸収の早い砂糖です。でもこれがまた、美味しいんですよね(笑)

(黒砂糖)
ゆっくりと体に吸収される砂糖は食物繊維やミネラルが豊富に含まれている事が条件になる訳ですが、まずはサトウキビの絞り汁を煮詰めただけなのでミネラルをそのまま残している(黒砂糖)です。
固形化された物も売られていますが
栄養素は変わりません。
天然の風味を残しますので、多少の渋みやにがみが有りますがお料理に使うと独特の(コク)が出て美味しいです。
カリウムを豊富に含みますので塩分を摂り過ぎた時に少し摂取すると良さそうです。
我が家では固形化された黒糖が台所に置いてあり少し甘味が欲しくなった時に手軽に口に入れる事ができるようにしてあるのですが、これが思った以上に効果があります。お菓子も少し置いてあるのですが減りません(笑)

(てん菜糖)
独特の風味がチョットなぁと言う方は、てん菜(砂糖大根)を原料にした、(てん菜糖)がオススメです。
体内にゆっくりと吸収されるのが特徴とされて、オリゴ糖が多く含まれているので腸にとても優しいです。

(オリゴ糖)
腸で吸収されずに善玉菌(ビフィズス菌)のエサになるので、優れた整腸作用が有ります。
コーヒーや紅茶等飲みものなんかに入れる甘味料としてオススメです。

・・・カロリー0の砂糖・・・
ダイエットを始めようとしている人
、ダイエット中の人に朗報です。
企業の皆様のおかげで砂糖も日々進化をしています。
なんと甘味はあるのにほとんどカロリーが無い砂糖が存在します。
ラカントS、パルスイート、エリスリトールを始めいろんな商品が有ります。日頃の体調管理に、短期間でボディメークを目指す方にオススメですが、チョットお値段が・・・(笑)

(メープルシロップ)
カエデの樹液を集めて作られた天然甘味料で、ビタミンやミネラルがたっぷりで、嬉しい低カロリー。
カナダのケベック州が世界一の生産地として知られています。
よくハチミツと比べられる事が多いシロップですが、含まれるビタミン、ミネラルはメープルシロップの方が多いそうです。
いずれも品質の良いのを揃えておき
パンを頂く時に使い分けて楽しんでみてはいかがでしょうか。・・・美味しそ!(笑)・・・

・・・・・ジャム・・・・・
シロップでは有りませんが、ジャムもパンと相性がバツグンです。
僕達世代は何と言ってもイチゴジャムですが、リンゴやマーマレードも美味しいですね。
ジャムは砂糖を加えて作られていますが,やはり市販のジャムには血糖値をグンと上げてしまう製品も多く
できればミネラルが入っている砂糖で手作りのジャムを作ってみるのも楽しそうですね。
尚、やはり果糖+砂糖でお相手が炭水化物のパンです。食べ過ぎには注意が必要です。(笑)
ちなみにジャムの先進国は英国とフランスだそうです。英国では10世紀にはすでにストロベリーと言う言葉が登場します。英国室御用達のオックスフォード・マーマレードは(英国人の真心) (マーマレードの芸術品)と呼ばれ、英国人は朝食にマーマレードを欠かさないそうです。
やはりジャム大国のフランスではジャムの事を(天使の唇) とある詩人が評したそうです。
イヤハヤ海外の表現はロマンチックが多いのに驚きです(笑)

(果糖)
砂糖ではないので少しお話の軸から外れますが、是非オススメしたいのが甘い物を食べたくなった時に試して欲しいのが果物です。
果糖も吸収が早いと思われがちですが果物には豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維、そして何より体内の細胞にアタックしてくれる(酵素)が入っていますので甘いだけのスナックよりはお腹がすいた時等には有効な食物です。

もう少し甘味が欲しいと言う方はミネラルを含んだお砂糖を少量かけて食べてもいいと思います。
あくまでも少量にして下さいね(笑)
果物によってはスイカのように塩をかけると甘くなる物も有ります。
要はチョットした工夫でより楽しめると言う事ですね。

もちろん好きなスナックを止める事ではなく今までより頻度を見直すだけで体調はグンと良くなります。
食後のデザートに果物を摂る人は多いと思いますが、いろんな食べ物が体の中に入った状態で食べても果物の健康効果は得られません。
酵素等を目的に摂る場合には、小腹の減った時や空腹時がグッドタイミングです。
やはり果物と言っても多くの糖質を含みますので食べ過ぎには注意をして下さい。
具体的にはどうせならアンチエイジングも巻き込んで(笑)
アボカド、トマト、バナナ、オレンジ、キゥイ、ザクロ、レモン等がオススメです。

日本全国にはまだまだ体に良いとされる砂糖がたくさん有ります。
この文章では普通にスーパー等で手に入る砂糖を取り上げさせて頂きました。

体に良い砂糖でも、やはり食べ過ぎてしまうのは良く有りません。
興味を持って下さった方が御座いましたら、ご自分に合った砂糖を試してみて様子を見ながら摂るようにして下さい。

今回も2冊の本を参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。
関心を持たれた方は是非、一読下さいませ。

塩と砂糖と食品保存の化学
食品保存と生活研究会(編著)
日刊工業新聞社

水と塩を変えると病気にならない
新谷弘実 著
マガジンハウス

ハイ!体に良いお砂糖摂って!
・・・頑張ろうぜ! 50代・・・
・・・・・です・・・・

ありがとうございました。
ごめん下さい。

ps
やはり若い頃。(あったんですよぉ!若い時!笑)
体作りのため、いろんな食材をたべて試していた頃、食べる物があらかた決まってくるのですが、試したい食べ物は毎食後にプラスして、1日3回食べる間食も同じ物を摂ると言う感じでやっていました。
お財布の中身も考えずに取り組んだ
、当時はまだ高価な果物だったバナナは毎食後1本ずつ、3回の間食にこれも1本ずつ毎日6本のバナナを1ヶ月間食べ続けました。
当時200キロのスクワットに成功する等代謝や筋肉の状態も1番良い時だったと思います。
バナナは太るどころか体調を整えるのには最適な食べ物でした。
1か月後バナナは太らない事を確信した僕が次の実験(笑) に選んだのが、(砂糖)だったのです。

毎食後と間食にそれぞれ角砂糖を5個ずつ水かお茶で流し込むと言うものでしたが3日目に僕の体に異変が生じます。
時折訪れるブルッ!っとする震え。
頭がボ〜っとする倦怠感。
3日目の夕方には嘔吐の症状も出た為一時間をあけます。
一週間程経って砂糖を諦め切れない(笑)僕は角砂糖の量が5個では多かったのだと解釈して今度は2個に減らしてチャレンジします。懲りない!(笑)
当時角砂糖は喫茶店にも置いてある所が多かったのですが、コーヒーや紅茶を飲む時、ほとんどの人が角砂糖を2個入れる人が多く、それも目安にしました。
角砂糖は1個約4gでおおよそ15カロリーだとされます。それを食事以外に12個ずつ摂り続けた訳です。
1か月後95キロだった体重は98キロに増えていました。

この砂糖を少し多めに摂る生活からは大きな収穫がありました。
体調維持にはもちろん、減量時の糖質摂取のあり方を考える資料となっていきます。

それにしても参ったのは角砂糖を水分で流し込む作業は思いのほかキツかったですね(笑)
むかつきやイライラの症状も辛かったですし、吹き出物も出て、一番嫌だったのは浮腫みでした。

先の文章を読んで頂いた方の中には
あぁ!って思われたのでは?
そうです、角砂糖は白砂糖と同じで
ミネラル等を省かれたただの甘いだけの砂糖なのです。
その時にはそんな知識はありませんから(笑) ミネラルがたっぷりと入った角砂糖だったら吹き出物や浮腫みは無かったかも知れませんね(笑)

角砂糖は一旦口の中に入れて溶かしてから水分で飲み込むと言うのでやってましたが思わぬ副産物を呼びます・・・・それは・・・・

はっ!ハッ!歯が痛てえぇぇ!(笑)
     
      かしこ